研究テーマ

【テーマ1】

携帯型センサを用いる食品の細菌検査

テーマ①イメージ1.jpgテーマ①イメージ2.jpg 食品衛生検査は、細菌を培養してから目視で数えるコロニーカウント法(解説1)が主流です。結果が得られるまで24時間以上かかります。そこで本学では90分以内で大腸菌検査ができる方法を特許出願しました。

pdf 解説①

本究室で開発した携帯型センサと細菌検査技術を用いて、様々な食中毒菌(解説2)の迅速検査の実用化を研究中です。

pdf 解説②

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【テーマ2】

「いつでも・どこでも・だれでも」できる感染症検査法の開発

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新型肺炎COVID-19(解説3)は、重症化すると短時間で悪化する感染症です。この判断が手遅れになって、世界中で多くの命が失われています。自宅でいつでも、だれでも、簡便に感染症検査を行う方法の開発が急務となっています。

 

 

血液検査やがんの診断は、抗原抗体検査[ELISA法(解説4)]が主流です。専門的な検査のため検査機関に依頼されます。結果が分かるまでに長い時間と、高い費用がかかります。そこで本学では抗原抗体検査を携帯型センサで、いつでも、どこでも、だれでも測定できる方法を特許出願しました。この技術を応用して、新型肺炎の自己検査方法を研究中です。

pdf 解説④

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【テーマ3】

微量なDNAや血液1滴で検査できる集積センサチップの開発

テーマ③イメージ1.jpgテーマ③イメージ2 .png
DNAは細菌や細胞に含まれていますが極微量です。PCR装置で増幅させて測定する専門的な検査です。いつでも、どこでも、だれでもできる手法が求められています。また健康診断のためには病院に行き、50mLの採血が必要です。もし指先から血液1滴を取って検査ができれば、採血の苦痛を軽減できて、自宅や介護現場でも検査できるようになります。
当研究室ではセンサ電極をガラス表面に印刷する技術[フォトリソグラフィー法(解説5)]を確立しています。この技術で試料1滴(直径約4㎜)の範囲に、最大50ヶのセンサを配置することが可能(解説6)です。この集積センサチップを用いて、食品や腸内の細菌や、血液中に含まれる炎症やがん由来成分を検査する新たな方法を開発中です。
※解説⑤  ※解説⑥   
解説⑤.gif マイクロセンサ(Gif).gif


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